専門看護師(CNS)とは
専門看護師とは、医療の、高度・専門化が進んでいるため、看護ケアの広がりと、看護の質の向上を目的に日本看護協会が特定の専門分野において知識、技術ともに向上させた看護師を認定する制度です。1996年に誕生しました。
個人、家族、集団に対し、水準の高い看護ケアを提供するため、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた専門看護師を作ることにより、保健医療福祉の発展、看護職に対しての調整、指導において貢献し、なお且つ看護学の向上を目的としています。
認定を受ければ実践の場における研究活動を行うことも出来るなど、看護という仕事に対してかなり高いスキルで臨むことが出来るようになるのです。
役割
・個人、家族、集団に対し、直接的な看護の実施。
・看護職に対する(相談・協議)行えること。
・必要ケアの円滑な遂行の為、保健医療福祉に携わる々間の調整、集約化。
・個人、家族、集団の権利を守るため、論理的問題、葛藤の解決、調整
・ケアの向上目的の為、看護職に対して、研修会、研究 指導、講演会活動を含む教育
・専門知識、技術の向上・開発の為の実践研究
専門看護師になるための条件
- 日本の看護師免許を所持していること。
- 看護系大学大学院で修士課程を修了し、看護協会が 認定した専門看護師教育課程で基準となる単位26を取 得した者(上記の単位に満たない人は、必要単位をさ らに取得しなければならない)
- 看護学以外の関連領域の大学院等を修了した者は、 日本看護協会の認定した、専門看護師教育課程で、必 要単位を取得しなければならない。
- 外国で2・3・と同等以上の教育を受けた者
- 専門看護師として、必要な実務研修を実施した者
※保健師・助産師・看護師の資格取得後、5年以上の実務研修(内、3年以上は専門の分野で、実務研修その実務研修の内、6ヶ月以上は、必要な所定の教育終了後の実務研修を含みます。
審査と申請について
審査は日本看護協会、各専門看護分野の認定実行委員会が、毎年1回、書類審査、口頭試門を行い認定されれば、申請をもとに専門看護師として、認定交付とされます。
一度専門看護師として認定されてもその後更新審査などがあり、常に進化を続ける医療とともに、勉強を続けていくことが重要とされます。5年ごとの更新で、5年間の看護実績や、研究実績、研究業績がなければなりません。教育機関は全国各地の病院にあり、その場で専門的な知識や技術を習得することになるのですが、その間も通常の看護師業務は続けていることになるので、かなりの重労働となることは覚悟しておかなければなりません。専門看護師になればそれだけ責任感も大きくなるということになるので、それ相応の準備も必要となります。
専門看護師の分野は、がん看護・精神看護・地域看護・老人看護・小児看護・母性看護・慢性疾患看護・急性、重症者患者看護・感染症看護・家族支援となっていて、それぞれの分野において知識、技術を高めていくことになります。
看護師を志す方の中には一般の看護師として働く前から最終的には専門看護師となることを目指している方もいて、短大や大学、看護学校在学中から勉強を行っていく方もいます。
資格認定制度はかなり厳しく制定されているので、知識や技術だけでなく看護師としての教養や性質を学ぶことも重要となります。認定された後も初心を忘れずに日々の職務を全うしていくようにしましょう。
